僕と、僕が歌うことVol 1
いつからだろう…バブルが終わり不況の波が押し寄せ
それでもクリーニング業界は不況に強かった
Mac買うから百万円貸して、と言えば
ポンと貸してくれる、そんな時代だった。(今では十万円借りるのがやっとだ)
僕はレコーディングのための機材を買いあさっていた
いわゆるDTM(ディスクトップ・ミュージック)と言うやつだ。
ギターを全面に押し出した、インストロメンタルを作っていた。
なぜかと言うと自分の声が大嫌いだったので、
歌モノではなくインストだったのだ。
なぜ自分の声が大嫌いだったのかと言うと、
小学生の頃テープレコーダーに録音した声が
自分がいつも聞いている声と違うからだった。
何か、こもったような声だった。
ところが時代がデジタルになって
4トラックのデジタルレコーダーを導入したときに
このままではいかん
そう思い自分の歌モノを書く事にした。
デジタルで録ると、なんとゆうか、みょうにリアルだった。
自分の声もレスポンスが良くなまなましい感じで録れる
ただ腹式呼吸で歌うとゆうか
お腹から声をだすと言うことができていなかったように思う
つづく