アル中伝説 3

酒を飲んで、記憶を失ってしまう様になったのは、いつからだろう。

断片的に記憶を失ってしまったのは、ずいぶん前からなのだが

全然覚えてないと、言うのは十年ぐらい前からだろうか…

ある正月、何を何杯飲んだのか覚えてないのだが

実家に行って「ちょっと休ませて」と言って廊下にぶっ倒れたらしい

そして爆睡していたらしいのだ。全然覚えてない。

気がつくと(あれ 俺はなんでこんなとこにいるのだろう)と言ったことが、多々あった。

何日も休みがあると、たいがいこんな感じなのだ。

日曜日も酎ハイを1リットル飲んで洋画のDVDを見るのが、ゆいつのストレス解消法だった。

初めは映画を見ているのだが、最後の方は寝てしまって何がなんだか全然覚えていない。

当然、晩酌もやる

よく高血圧に、ならなかったものだ。

今日も病院で血圧を測ったのだが、正常だった。

血糖値は少し高かったものの血圧には絶対の自信があるのだ。

僕は1人でキャンプに行く事にハマっていた時期がある。

(ただたんに子供が一緒に付いてこなかっただけなのだが…)

大量の酒を持っていった。

発泡酒500ミリリットルを6本、いいちこ1800ミリリットル1パックだ。

まずキャンプ地に着くと、まず発泡酒2本そして、

夕食時に発泡酒を飲み干して、いいちこ を半分位のんで、後は寝るだけ

キャンプに1人で行くと、とても人恋しいと言うか、犬恋しくなる。

トゥーティ(チワワ)に会いたくて会いたくて、たまらなくなる。

テントを早々と、かたずけて、実家にあずけているトゥーティ(チワワ)の元へ

いちもくさんに駆けつけてハグをするのだ。

そして半分残った いいちこ を飲んで

ぶっ倒れるのであった。

続く